浅草橋青空市場

Microsoft Azure のニュースや情報を中心にあれこれと

ゲーム開発環境「Amazon GameDev」 (Amazon Lumberyard / Amazon GameLift) について概要を把握する

Amazon GameDev

https://aws.amazon.com/jp/gamedev/

番外編ですが、突然公開されていてわりと驚いたので調べてみました。

Amazon GameDev の概要

新ネタは「Amazon Lumberyard(ゲームエンジン)」と「Amazon GameLift(ゲームサーバー)」でしょうか。「Cloud Canvas」は情報が少ないですが気になりますね。 チュートリアルがかなり充実していてすぐに試せそうなところが嬉しいです。https://gamedev.amazon.com/forums/tutorials

Amazon Lumberyard

https://aws.amazon.com/jp/lumberyard/

Amazon GameLift

https://aws.amazon.com/jp/gamelift/

  • セッションベースのマルチプレイヤー対応ゲームバックエンド
  • Photon Server / Photon Cloudとか Unity Multiplayer、モノビットエンジンなどと競合する感じでしょうか。
  • Amazon Lumberyard から直接デプロイできる(Visual Studio からクラウドサービスにデプロイする感じに似てますね)。
  • 料金はこんな感じ: https://aws.amazon.com/jp/gamelift/pricing/
    • 無料ティア(サインアップ後1年間の特典):
      • c3.large 125時間/月、50GB EBS(SSD)
      • データ転送量(out) 15GB
      • 該当月の最初の1,000 DAU
    • DAU課金
      • セッション開始時点で発行するユニークIDでDAUをカウント。
      • 1,000DAU あたり $1.50
    • EC2 データ転送量
    • EC2 インスタンス料金
      • 普通のEC2と同じ。インスタンスあたり50GB EBS General Purpose(SSD) ボリュームが付く。
      • 今のところ US East (N.Virginia) もしくは US West (Oregon)が利用可能。

Twitch for Game Developers

http://dev.twitch.tv/

  • ライブ配信サービス、ゲーム実況に使える。
  • 元 Justin.tv なんですね。
  • ゲームプレイ動画のライブ配信では定番みたいですね。

Merch by Amazon

https://merch.amazon.com/landing

  • グッズ(物理)販売のストア

チュートリアル

https://gamedev.amazon.com/forums/tutorials

  • CLI の入れ方使い方まで丁寧に解説してあって、これだけ読めば一通り動かせそうですね。
  • メニュー抜粋
    • Lumberyard Basics: Lumberyard の使い方。オブジェクトの配置とかライティングとか諸々。
    • Art: Geppetto の使い方。モデリングとかMaya等との連携とか。
    • Cloud Canvas: AWSのバックエンドとの繋ぎ込み。
    • Amazon GameLift: ゲームサーバーの作り方とデプロイ、セッションのつなぎ方。
    • Programming: 開発環境の構築方法、ビルド方法。
    • Scripting: Flow Graph を使ったゲームロジックの作成。
    • Twitch: Twitch CatPlay 機能を付加する。
    • UI Creation: UIエディタの使い方等。

Cloud Canvas

https://docs.aws.amazon.com/lumberyard/latest/developerguide/cloud-canvas-intro.html

  • AWSのバックエンドとの繋ぎ込みをグラフィカルに設定できる。
  • 対象は Amazon S3, Amazon DynamoDB, Amazon Cognito, AWS Lambda, Amazon SQS, and Amazon SNS
  • RDS が入っていない気がするんですが、そういうのはLambdaやSQSから繋げということでしょうか。
  • 大々的にアピールされてないみたいですが、便利そうな雰囲気は感じます。

毎度思うんですが、実用性重視の良くできたパッケージングですね。