Azure VNet Peering が来たけど使えないのでドキュメントを読む
期待のVNET Peeringなんですが、ドキュメントも公開されて早速やってみようとしたところで「SubscriptionNotRegisteredForFeature」ということでお預け状態です。
既に試せている人もいるようでうらやましい限りですね。 いつの間にかポータルからブレードも消えてしまってますが、このあとどうなるんでしょうね。
ということで、出遅れ組としてはやることもないのでドキュメントをかいつまんでまとめるなどして予習に励むことにします。
まず全体像についてはこちら。
ハウツー的なのはこちら。リンク先はとりあえずポータル上での操作方法ですが、PowerShellでもARMテンプレートでも設定出来るようです(CLIはまだかな?)。
VNET Peering の特徴
- VNet間を低遅延、広帯域でつなぐことができます。
- Gatewayを挟む必要が無いので、余分な費用もかからず、Gatewayのスループットにも左右されないのが良いですね。
- 料金は「プレビュー中なので無料」「GAしたら通常のチャージが発生する」って書いてありますが、リージョンまたげないのでやっぱり無料では?
- ARMのVNetからクラシックVNetに接続できます(ちなみにクラシックVNet同士は駄目)。新しいVMからARMで、という対応もできそうですね。
- ユーザー定義ルート(UDR)を上手く使って、仮想アプライアンス(F5とかですかね)を挟み込むことができるようです。
VNet Peering の制約など
- リージョンまたぎはできません。同じリージョンのVNet同士だけです。ただし、サブスクリプションはまたげるようです。
- VNet同士でIPアドレスが被ってはいけません。
- カスケードはできません(A-B-C みたいなトラフィックは流せない模様)。
- Azureから提供される内部向けの名前解決はVNetをまたがないようです。
- VNetあたりのピアリング数に限りがあるような記載があるのですが、ちょっと見あたりませんでした。
といったところでしょうか。 だいぶ実用的な仕様になった気がしますのでGAが楽しみですね。