クラシックのAzure Backup をリソースマネージャーにアップグレードする
既に「2017年10月31日に自動的にアップグレードされるよ」とアナウンスされている件ですが、都合により手動でアップグレードしてみました。アナウンスはこちら。
手順はこちらの記事にあるとおりなので、差分というかハイライトだけ。
- 「アップグレードする前に」の記述はよく読んでから始めましょう。
- Azure PowerShell を最新化しましょう。手順は.msi での更新を案内していますが、Web Platform Installer を使った人はそちらから。
- 手順のサイトからリンクされている .ps1 をダウンロードして実行します。ファイルはこれ → https://aka.ms/vaultupgradescript2
- アップグレード中はプログレスバーが出たりしてプロンプトが占有されますのでご注意を。
- アップグレード後、バックアップポリシー内のタイムゾーンがブランクの状態だったので、念のため指定した方がよさそうです。
実行するコマンドはこんな感じです。
RecoveryServicesVaultUpgrade-1.0.2.ps1 -SubscriptionID [サブスクリプションID] -VaultName "バックアップコンテナー名:" -Location "ロケーション" -ResourceType BackupVault -TargetResourceGroupName "アップグレード後のリソースグループ名"
タイムゾーンの件はこんな感じ。手元の環境では一応JSTでジョブが実行されていたようです。自動アップグレードの時はどうなるんでしょうね。
(追記)
新しい Recovery Services はバックアップの「Pre-Check」が行われるようで、今回の環境であれば「VMのエージェントが最新版じゃない」ってwarningが出てました。クラシックのAzure Backupを使っている環境だとエージェントも古いままということもそれなりにありそうなので、この機会に更新しておきましょう。
Pre-Check についてはこちらのアナウンスをどうぞ。
Linuxのエージェント更新はこちらから。タイトルはGitHubとなってますが、中身はapt-getやyumの手順です。